歯科医院開業してすぐに入れ歯を作ってほしいと有料老人ホームにいらっしゃる患者さんから依頼が入りました。
初診でその方にお会いすると、下の入れ歯のバネが2本なくなって外れやすいので、お食事がしづらいので困っている。
上の入れ歯は入れ歯の歯が一本取れてしまい、目立つので気になるとのことでした。
その日は、まず上の入れ歯の歯が取れてしまった歯を付けました。患者さんはこれで笑うことができると喜んでいました。
次回から入れ歯を作っていきましょうと次回のお約束をして帰ったのですが、コロナの非常事態宣言が出たため、5月以降に
延期してくださいと連絡が入りました。
その有料老人ホームはコロナの影響で、ご家族さんの面会も禁止になりました。
デイサービスもその期間は禁止になり、その施設でやっているサービスだけ利用していたようです。
5月になっても、コロナはおさまる状態ではなかったので、6月からに延期になりました。
2か月延期になったので、患者さんがどうしてるか心配になりました。
6月になり、やっと患者さんに会うことができて、元気な顔を見たら安心しました。
入れ歯を作りはじめて、色々会話をしました。私たち訪問歯科は来ているけど、まだご家族の面会は許されてないこと。
家族とは電話だけで、洗濯物は届けてくれるが、施設職員に預けるだけで会えないからストレスがたまること。
デイサービスもまだ外部のは行けないとのこと。
次の時に行った時には、ご家族の面会も可能になり、本人もうれしそうでした。
デイサービスも行けるようになったと話してくれました。
入れ歯も仮合わせの工程になり、次回は入れ歯が完成します。
患者さんも早く入れ歯ができてほしいと待ち望んでいます。
わたしも本当なら2か月前に入れ歯を入れたかったです。
コロナの影響とはいえ、お待たせしてごめんね。
次回来るときは完成した入れ歯を持ってくるからね。