休診日の水曜日に中学校の学校検診に行きました。学校検診もコロナの影響を受け、春の新学期は全て中止となり、今に至った次第です。学校では生徒も全員マスク着用で、私もコロナ対策としてマスクとフェイスシールドを装着して検診しました。
検診は、3人の歯科医師と衛生士で約750名の生徒を半日かけて診察します。一人当たりにかける時間は、約1分程度でしょうか。今回はマスクを外す動きも一人約10秒とすると250名となると約2500秒=約40分程度になります。以前よりも待ち時間が長かった感じがしたけれど、数字に置き換えると一人で妙に納得。
診察のトータルの時間はマスクのことを考慮して計算されていないのでトータルの診察時間は変わりません。結果的に40分程度短縮するために、必死で診察しました。スピードアップと正確さを両立するのは、一般的には大変なことですが、一つのミスもないように検査させていただきました。一番大変なことは、衛生士さんに歯の状態を記録してもらうため、歯の記号や数字を伝えるために声を出すので、喉が疲れることでしょうか。最後の生徒さんのころには、声もかすれ気味。皆様も5時間も話し続ける機会は少ないのではないかと思います。私には、声の疲れが仕事の充実感になります。今日も1日頑張りました。
その一方で、学校検診は、やりがいもあります。私は、8年前から学校検診を始めましたが、その頃と比べると、虫歯の生徒の数は減っています。歯を大事にしようとする意識が総合的に向上しているのだと思います。最近の特徴ですと、矯正をしている生徒が増えていますね。歯の健康状態が良いというのは歯科医師としては嬉しいことです。
いつもとは少し違う学校検診でしたが、無事終わりました。早くコロナが落ち着くのを願うばかりです。